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【名前】全ての始まり 【属性】全ての始まり 【大きさ】無限 【攻撃力】全能でもできないことでもできる 【防御力】全能でも倒せない 【素早さ】全能より速く何よりも先に存在する 【特殊能力】常に相手より強くなる 【長所】うんこ丸に勝てないこと意外全部 【短所】うんこ丸に勝てない 【説明】全ては全ての始まりより生まれたため全ての始まりには決して勝てない 234 名前: ◆rXoM1hPf2E [sage] 投稿日:2009/07/02(木) 22 25 46 全ての始まり考察 「全ては全ての始まりより生まれたため全ての始まりには決して勝てない」ので、 SBTまではほtんど負けない。 同様の勝利能力を持つどんべえ相手に引き分け。 以降はどんべえが勝てないので少なくとも勝てない。 どんべえ他=全ての始まり
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GM/のみち PC1/竜さん/羽柴 雹侘 PC2/虎目石さん/旱濫 誓架 セッション日:2010/07/08~未完 「始まりと終わり」 今回予告 昨日と同じ今日。今日と同じ明日。 世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。 だが、人々の知らないところで 世界は大きく変貌していた。 最近K市近郊では殺傷事件が連続して起こっていた。通常では考えにくい手口になかなか掴めぬ犯人の足取り。 そして――非日常に住む悪意がまた一人、新たな獲物に狙いを定める。 ダブルクロス The 3rd Edition 「始まりと終わり」 ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
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「罪と罰++永遠の大地」の特徴 ここでは「罪と罰++永遠の大地」の特徴を紹介します。 行動力制 通常の「罪と罰」にある様な待ち時間(拘束)がありません! 行動力が無くなるまで、戦争も内政も連続して行え 行動力を消費した後(1時間で回復)も拘束無しで討伐など 他の事が出来るという最大の特徴です。 魔石システム 魔石を集めてアイテムを精製したり…などの様々な効果があります。 修行が無い! 修行が無くなっています、その代わり討伐や神の木、チャンプやギルドでLVを上げることになります 初期能力が高いので簡単に討伐で勝てますし、チャンプや討伐で負けたとしてもたくさん経験値をもらえるので修行は無くてもいいや ということになったのでしょう 戦争に関してのバランス調整が充実 戦争はLRだけで決まりません 訓練度、士気、アビリティ、兵種など様々な要因によって決まります そのため、LRが低くてもLRが高い人に勝つことができ LRが高くてもLRが低い人にあっさり負けます 覇国は奪国力が減るため連覇もできません 「罪と罰」初心者でも入りやすい仕様となってます。
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旅の始まり
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あいのはじまり【登録タグ あ ヒーリングP 巡音ルカ 曲】 作詞:ヒーリングP 作曲:ヒーリングP 編曲:ヒーリングP 唄:巡音ルカ 曲紹介 27分半の曲であり、前奏は9分。 ボカロオリジナルとしてもルカオリジナルとしても最長の部類に入る。 歌詞 (作者ブログより転載) 散花に潤いを 東風に夕暮れを 蟋蟀に万緑を 月影に静寂を 大空に心願を 大地には落涙を 子供には花束を 年寄に揺籠を 愛の始まり I know 始まり 愛の瞬き eyeの瞬き 愛の囁き I know 囁き 愛の輝き eyeの輝き 鼓動 鼓動 鼓動 鼓動 鼓動 鼓動 鼓動 鼓動 貴方には安穏を 私には斟酌を 二人には幸福を 赤子の様な微笑を コメント な、なげぇ… -- minya (2016-09-12 19 42 43) 名前 コメント
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種は弾け、欠片は数多の大地に散らばり、無限の色の花を咲かせた。 時の迷い子が傷を癒し、血塗れの羽根が生え揃う時、終わりの始まりの鐘は鳴る。 憎悪の炎が天を焦がし、嘆きの叫びが花畑を枯らす。 無限の運命が交わる場所で、世界はただ一つの明日を選びとるだろう。 ――『預言者の著書』第7章13項 「戦争が、始まる……?」 聖王教会騎士カリムから唐突に告げられた衝撃的な未来予想図に、シン・アスカは動揺を隠せなかった。 隣の八神はやても真剣な表情を浮かべ、無言でカリムの顔を見つめている。 カリムは半年から数年先の未来を、年に一度、詩文の形で書き出す能力、『預言者の著書(プロフェーテン・シュリフテン)』を保有している。 先日作成した〝今年分〟の預言書のページ、その中の一節――『終わりの始まりの鐘』という言葉を、カリムは『戦争が始まる』と解釈したのだ。 シンとはやて、二人の視線を真正面から受け止めて、カリムは重々しい面持ちで言葉を続ける。 「『終わりの始まりの鐘』を合図に戦争が始まる、それは大規模な次元戦争になる可能性が高いわ。『憎悪の炎』と『嘆きの叫び』が、天地を焼き尽くしてしまう程に……。 戦争の原因は分からないけど、この『種の欠片』や『血塗れの羽根』って記述が何かの鍵だと思うの。そして熾烈な闘争の果てに、たった一つの世界だけが生き残る……」 「……この『無限の運命が交わる場所』っていうのは?」 言葉を選びながら慎重に口を開いたシンの問いに、カリムは硬い表情のまま首を横に振った。 どうやらその記述はまだ解読出来ていないらしい。 「無限の『運命』、数えきれない程の『デスティニー』……騎士カリムは、この『運命』って記述は俺の〝デスティニー〟を表していると考えてるんですよね?」 重ねて尋ねるシンに「カリムで良いわ」と一言置いて、カリムは首肯する。 〝デスティニー〟――それはかつてシン・アスカが次元漂流者として時空管理局に保護された際、共に管理局に回収された巨大質量兵器である。 シンの出身世界〝コズミック・イラ〟ではモビルスーツという機動兵器に分類されるそれは、簡潔に形容すれば巨大な機械人形、更に単純に「巨大ロボ」と言えば解り易い。 原則として一切の質量兵器を禁止している管理社会において、当然デスティニーも存在そのものが許されていない。 本来ならば即刻解体処分して然るべき代物であるのだが、デスティニーが搭載する核エンジンの存在が問題をややこしくしていた。 迂闊に手を出して放射能汚染でも起きたら目も当てられない……そのような理由からデスティニーは解体を免れ、現在は機動六課隊舎の地下格納庫に厳重に封印されている。 ――閑話休題。 眉間にしわを寄せながら何やら思案を巡らせるシンに、カリムは怪訝そうに首を傾げた。 「……シン君?」 遠慮がちに声を掛けるカリムを仰ぎ見て、シンはおもむろにこう言った。 「カリムさん、もしかしたら『無限の運命』って言葉は俺の世界――コズミック・イラのことを指してるんじゃないでしょうか」 「え……どういうこと?」 突然のシンの言葉を上手く呑み込めず、カリムは思わず訊き返した。 カリムの疑問を受け、シンは再び口を開く。 「『運命』がデスティニー、つまりモビルスーツのことを表してるならば、『無限の運命が交わる場所』というのは数えきれない程のモビルスーツがある場所だと解釈出来ます。 そして『交わる』という表現が使われていることから、無数のモビルスーツが交錯し、互いにぶつかり合うような場所……戦場のことを言っているのではないかと俺は考えます」 「なるほど……」 シンの解釈に、カリムは得心したように頷いた。 モビルスーツ、または同系統の巨大機動兵器は、質量兵器自体を保有も製造も禁止するミッドチルダを始めとした管理世界には存在しない。 魔法技術を用いて同様の兵器を造ることも不可能ではないが、実際に行動に移す馬鹿は皆無だろう。 そのような「玩具」に資金や労力を注ぎ込むよりも一人でも多くの高ランク魔導師を擁する方が余程建設的だということは自明であるのだから。 付け加えるならば、わざわざ「人型」に拘る意味も無い。 一方管理外世界の方は、そもそもモビルスーツのような兵器を造るだけの技術が無い。 自然科学・魔法科学の両面から見ても、二十メートル級の人型機械が動き、尚且つ戦闘まで行うというのは驚異的なのである。 結論として、デスティニーのような兵器はあらゆる意味で次元世界には存在しない、ましてや同様のものを無数に集めるなど不可能だということになる。 それこそ、〝デスティニーが造られ、また実際に使われた世界〟でない限りは……。 シンは続ける。 「コズミック・イラにはそれこそ腐る位モビルスーツが溢れてますし、加えてあの世界は少し前まで大規模な戦争を――いや、もしかしたらまた戦争を始めてるかもしれない。 とにかく、あの世界ならカリムさんの言う『戦争』の火種なんて幾らでも転がってるし、この預言は〝コズミック・イラの戦争〟のことを言ってるんじゃないか。――でしょうか」 興奮してきたのか最後には敬語すらも忘れ、後から慌てたように言い直すシンを微笑ましく見遣りながら、カリムは小さく頷いた。 「そうね……それが正解だと断定するのは早計でしょうけど、貴方の解釈も候補の一つに入れておいた方が良いかもしれないわね。貴重な意見をありがとう、シン君」 「いや、その……出しゃばったことを言ってすいません」 柔和な微笑みを浮かべるカリムに、シンが狼狽えたような顔で頭を下げる。 こうやって他人から正面からお礼を言われたのは、思い返してみれば随分と久し振りの経験だった。 その時、それまで黙って二人の討論を見守っていたはやてが、おもむろにティーカップの紅茶を口に含んだ。 「……違うな、シンもカリムも間違っとるで」 唐突に否定の言葉を口にしたはやてを、シンとカリムが同時に振り仰ぐ。 「は、やて……?」 「何だよ部隊長、間違ってるって一体どういう意味ですか?」 困惑の表情を浮かべるカリムと胡散そうに眉を寄せるシンを横目で見遣り、はやては真犯人を暴く名探偵のような顔で語り始めた。 「初めにおかしい思うたんは、カリムが『運命』と『種』と『時の迷い子』って記述、これ全部シンのことやって断定した時や。 確かにこれらはシンを連想させる言葉ではある。でもカリムの預言書はある意味暗号や、そんなストレートに書かれとる筈がない」 「いきなり前提条件から崩しやがったなオイ。というかあんた十分前と言ってることが違うくないですか部隊長?」 シンのツッコミを無視してはやては続ける。 「そこんトコがちぃと気になってな、わたしもずっと考えとったんよ……こんな簡単は筈は無い、もっとオモロ――違う何かが隠されてるに違いない、ってな」 「オモロイか? 今オモロイって言おうとしたよな!?」 更に無視して、はやては再びティーカップを手に取った。 じらすようにゆっくりと紅茶を喉の奥へ流し込み、はやては科白を再開する。 「初めの二節、『種は弾け、欠片は数多の大地に散らばり』、『時の迷い子が傷を癒し、血塗れの羽根が生え揃う』――この時点で『種』も『羽根』もシンやないゆーのは確定やな。 これ直訳したら、シンが一度バラバラになった後、元通りに復活するってことになるんやで? 一体どこの帰ってきた光の国の巨人かっちゅー話やねん。 シンやない、でも全くの無関係でもない「何か」がこの二つの正体やろうな。ついでに言えば、それは戦いを最初から最後まで左右する「鍵」みたいなもんやとわたしは考える」 「「鍵……?」」 声を合わせて訊き返す二人にはやては首肯する。 「二文目の『血塗れの羽根が生え揃う』ゆーんは、最初の『欠片は数多の大地に散らばり、無限の色の花を咲かせた』の言い換え、つまりこの二つは同じ意味やないかな。 花が咲き羽根が生え揃った時、『終わりの始まりの鐘』は鳴り、『憎悪の炎が天を焦がし、嘆きの叫びが花畑を枯らす』戦いの果てに『ただ一つの明日』が選ばれる。 この『明日』って言葉も、『花』や『羽根』と同じもんを指しとると推測出来る。無数の『花』や『羽根』の中からただ一つの『明日』を選ぶ、それこそが戦いの目的なんや」 「明日を、選ぶ……?」 反芻するシンに一瞥を向け、はやてはまたティーカップを傾ける。 ……空だった。 仕方なく隣のシンの紅茶に手を伸ばし、渇いた喉を潤す。 ティーカップの中で揺れる冷めた紅茶は、別にシンの味などしない普通の紅茶だった。 「――いきなり話は変わるんやけど、機動六課、特にシンの周りってかわいい娘が揃うとるて思わへん?」 「本当にいきなり変わりましたね」 というか紅茶返せ、と視線で訴えるシンを黙殺して、はやてはどこか憂いを帯びた眼で吐息を零す。 「なのはちゃんは課内アンケートで「彼女にしたい局員」部門第一位やったし、フェイトちゃんの方は「嫁にしたい局員」部門ナンバーワンや。スバルとティアナも素材は一級や。 見た目は年上のお姉さん(シグナム)からロリっ娘(ヴィータ)までオールコンプリート、中身は天然ツンデレ何でもござれ……ホント、まさに「これなんてエロゲ」状態やな。 更にもーちょい視野を広げてみれば、医務室に行けばきれいなお姉さんが笑顔で出迎えてくれるし、何よりこんな理想の美人上司が目の前におる。まさに完璧な布陣やないか。 おまけに最近は義理の娘まで出来そうな勢いやし? ついでに愛と憎しみの戦場ラブロマンスは最早お約束や。……ホンマ、あんたは一体どこのギャルゲー主人公様や? シン」 「何馬鹿なこと言ってやがるんですかyagami」 「yagami言うな! ……真面目な話、シンは自分が今置かれとるこの状況をどう思とるん? 男なら誰もが羨む夢のシチュエーションやで? わたしは女やからよー解らんけど」 そう言って真剣な顔で赤い瞳を覗き込むはやてに、シンはたじろいだように思わず視線を背けた。 訊かれている内容は果てしなくくだらないものである筈なのに、答えなければならない強迫観念のようなものを感じてしまうのは何故だろうか。 「どうって……別にどうもしませんよ」 逡巡するような沈黙の後、シンは躊躇いがちにそう口にした。 「なのはさん達隊長もスバル達新人も、グリフィスやリイン達ロングアーチの皆も、そして勿論あんたも、俺にとっては皆仲間で……それ以上でもそれ以下でもないです。 そりゃあ俺だって健全な男ですし、異性を意識することが無いとは言いません。でも俺だって立場とか、自分がやらなきゃいけないこととかは弁えているつもりです。 恋愛とか、そういうのに感けてるような時じゃないでしょう、今は。そんな余計な感情に惑わされて、迷って、間違えて……それで後悔するのはもう懲り懲りなんですよ」 まるで自分自身に言い聞かせるような口調で胸の中の思いを言葉にするシンを、はやてはどこか憐れむような眼で一瞥して、一言。 「――つまらん」 「オイ!?」 「冗談や」 「…………」 ジト目で睨むシンを軽やかに無視して、はやては再び(シンの)紅茶に口をつける。 「シンの言いたいことはよー解った、正しいとも思う。面白みは無いけどな。でも皆が皆、シンみたいに割り切っとるとは思わんことやな」 「……どういう意味ですか?」 「わたしらはシンみたいに〝大人〟やないっちゅーことや」 皮肉めいたはやての科白に、シンは無意識に眉間にしわを寄せていた。 あからさまにむくれるシンを「ガキやなぁ」と笑うはやての顔が、その時不意に陰りを帯びた。 「夜天の主とかエースオブエースとか呼ばれとるけど、わたしらだって年頃の女の子や。シンが「健全な男の子」やってのと同じようにな。 シンの言う「余計な感情」ってもんに感けて間違うこともあるかもしれへん――いや、寧ろ間違いをそのまま押し通すんやないやろか? 邪道やって繰り返して他の皆に広めればいつの間にか王道になっとることも多々あるし、今までそれで上手いこと進んできたんやしな。 ともかく、わたしらは管理局員である前に一人の女の子やっちゅーことや。男である前に管理局員であろうとするシンとは正反対に、な?」 「……それは、」 口を開きかけるシンを制し、はやては自嘲するように空笑いを浮かべた。 「とんでもない問題発言やろうなぁ、これ。次元世界の法と正義を護る管理局員、しかも仮にも部隊一つを預かる責任者様が、使命よりも色恋事を優先するなんて言うたんやから。 本当なら建前だけでもシンみたく――シンは本気やから処置無いんやけど――「世界のために頑張ります!」みたいなことを言わなアカンやろうけど、まぁオフレコってことで。 繰り返しやけど、わたしらだって女の子や。男の子に興味津々なお年頃やし、もう一歩踏み込んで恋だってする。そんなわたしらに一番近い「男の子」って、実はシンなんやで?」 「――って俺!?」 急に神妙な顔になったはやてから、しかもいきなり話題を振られ、シンは狼狽えたような声を上げる。 「年齢的にもエリオやヴァイス君よりシンの方が、わたしらにもフォワード部隊の娘達にも近いし、グリフィスは基本的に裏方やからスバル達とはあんまり接点無いからな。 その点シンはなのはちゃんの助っ人でよく訓練に顔出しとるし、一緒に出撃する時だってある。スバルやティアナからすれば、エリオ以外でほぼ唯一かつ一番身近な異性なんや。 そーゆー訳で、スバルやティアナにとってシンは「訓練に付き合ってくれる人の良い先輩」、なのはちゃんから見れば「教導も手伝ってくれる頼りになる後輩」ってところやろな。 シグナムやヴィータとかも、シンに対して特に悪い感情は持ってへん。寧ろ結構好感度高いんやないかな。弟分とか舎弟とか、そんなノリで。リインもシンがお気に入りや。 良かったなぁシン。周りの女の子達、誰もシンのこと嫌っとらんで? 皆シンのことが大好きや。フェイトちゃんもシャマルも、勿論わたしもな。シンはわたしの自慢の下僕や」 「最後の最後で酷ぇなオイ。ていうか買い被り過ぎですよ部隊長……」 「そんなことないで? 今言ったこと全部、課内アンケートに書かれてた皆のシンの評価や。無記名アンケートやったんやけど、筆跡鑑定で個人を特定してみました!」 「あんた何やってんだよyagami!?」 「だからyagami言うなぁーっ!!」 大舌戦、再び……と思いきや、意外にもはやての方が舌先を納め、取り繕うような咳払いと共に話を再開した。 「……とにかく、わたしらが〝彼氏彼女未満〟の範囲で、シンにそれなりに好意的であることは、これで解ってくれたと思う。ていうか解っとらんでも割り切れ、先に進まんから。 で、や。今のところはまだ誰も恋愛感情までは発展してへん(と思う)けど、いつ誰かが〝一線〟を越えてもおかしくない状況でもあるんや。こんな職場、それは尚更やな。 死と隣り合わせの特殊な環境――要するに戦場やね――に置かれた男女が、極度の緊張を恋愛感情と誤認するのは誰にでもあり得る……って、これはシンには釈迦に説法やね。 つまりシンは極めて「フラグ」が立ち易い状態やってことやけど、その「フラグ」こそが、天を焦がし花畑を枯らす大戦争を引き起こす、『種』や『羽根』やとわたしは考える」 「ふ、フラグ……?」 何の前触れも無く話が戻ったことに驚くよりも、はやてが口にした預言書のとんでもない解釈にシンは唖然とした。 はやての瞳がキラリと輝く。 「『種は弾け、欠片は数多の大地に散らばり、無限の色の花を咲かせた』――これはシンが敵味方問わず恋愛フラグを乱立させることを表しとる。『花』は堕とされた女の子の暗喩や。 心の傷を癒した『時の迷子』、つまりシンがフラグを立てまくった結果、大量生産された〝恋する女の子〟達は飽和状態になり、やがて爆発する……壮絶な修羅場の始まりや。 『終わりの始まりの鐘』が鳴り、『憎悪の炎が天を焦がし、嘆きの叫びが花畑を枯らす』大激戦が始まるんやけど、いつかは『世界がただ一つの明日を選びとる』決着の時が来る。 数多の犠牲の果て選ばれる結末はたった一つ、でも誰も『無限の運命が交わる場所』――シンに至ることは無いかもしれへん。『血塗れの羽根』は、多分シンの死亡フラグやから」 つまり……と言いながらはやては立ち上がり、深呼吸するように大きく息を吸い込んだ。 そしてシンの鼻先に人差し指を突きつけながら――、 「――つまり、シンの女難が世界を滅ぼすんやぁぁぁーーーっ!!」 「「な、何だってぇぇぇーーーっ!?」」 「――って、何だそりゃぁぁぁーーーっ!?」 雄叫びを上げながら飛び起きたシン・アスカの眉間を、次の瞬間、弾丸のように高速で飛来した白チョークが直撃した。 再び机の上に轟沈したシンの後頭部を、女教師ちっくなスーツに身を包んだ銀髪の少女――アル・アジフが、眼鏡の奥の翡翠色の瞳を不機嫌そうに細めながら片手で鷲掴みする。 「このうつけが! 世界最強の魔導書たるこの妾、アル・アジフ直々の魔術講義の最中に居眠りとは良い度胸だ。そんなに寝たいならこのまま永眠させてくれようか!?」 「ぐぇええええ……ギ、ギブギブギブギブ! 死ぬ、マジで死ぬからギブ!!」 握り潰すような勢いで後頭部を締め上げるアルに、シンは思わず絶叫する。 「ほう……ギブ(give)か、死にそうな程に妾の指先が欲しいか? ならばくれてやるわ、この馬鹿弟子がぁぁぁーーーっ!!」 「ぎゃあああああああああああああああああっ!?」 「……原本(はは)よ、それ以上やってはマスターが死んでしまう」 指先に更に力を籠めるアルに、額にユニコーンのような角飾りを着けた金の髪の少女が制止の声を掛ける――セーラー服のコスプレで。 シンが契約した魔導書【ネクロノミコン・機械語写本】の精霊、エイダである。 「……むぅ。しかし我が写本(こ)よ、このようなうつけには調きょ――もとい、身体に直接教え込むのが一番であろう。 万が一死んでだとしても、その時は所詮その程度の術者だったと諦めれば良い。なぁに、これが死んでも代わりなどいる」 「……私はまだはぐれ魔導書に戻りたくはないのだが」 嗜虐的な笑みを浮かべるアルに、エイダは困ったように吐息を零す。 大十字九郎探偵事務所には、依然としてシンの悲鳴が響き続けていた。 時は、大黄金時代にして大混乱時代にして大暗黒時代。 大魔道都市アーカムシティの夜は、かくも賑やかに更けていく。 ――To be continued... 前に戻る 次へ進む 一覧へ
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焼け落ちていく太陽 砂はまだ熱いままなのに きみの肌はもう冷たくて 真昼の日差しを忘れてる 夏にだって終わりがあるもの きみの唇がそうつぶやく でも信じていたいよ 永遠のシーズン 消えていく二人の影 砂は熱さをなくしたけど 俺の肌は焼けるみたいに まだ痛みが残ってるんだ 終わりのない夏を見つけたい つぶやき唇を噛みしめる まだ信じていたいよ 永遠のシーズン 砂の数より 星の数より もっとたくさん時間をくれよ Oh 終わりのない夏を見つけたい つぶやき唇を噛みしめる まだ信じていたいよ 永遠のシーズン まだ信じていたいよ 永遠のシーズン
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第3回 永遠亭チラリズム大会開催のお知らせ キーワードーは開催名の通り「チラリズム」 お題は「妖々夢 ノーマルモード」 キャラクター自由 プリズムリバー姉妹ルート自由 コンティニュー無し※ 残機設定、ボム設定自由 ※Ψ輝夜Ψ提供情報・・・コンティニューするとグレイズは初期化されないらしい ~公式ルール~ 参加表明 7月16日まで 開催期間 7月4日~17日午後22時まで 表彰場所 気分を変えてレプリゼ温泉 応募方法 17日午後22時までに参加者は最高成績をに画像掲示板にアップ。途中経過は一切無し。上げるのは最終報告1度きり。 キーワードの通りチラリズム(グレイズ)最多が瀟洒 ハンデ制度あり 景品一覧 1位 4000000エリー(4M) 2位 1500000エリー(1.5M) PH瀟洒※1 DEATHMG 1名 EX瀟洒※2 ラビナマント 3名 ブービー 受賞者によります 尚、賞品はタブらないように繰り上げとなっております。そしてPH瀟洒が複数出た場合は主催者が負けた時点で権利が剥奪されるので両者で決めてください。仲良く分けるもよし、何かで勝負をして白黒つけるもよし。 ※1 PH瀟洒・・・ハンデ設定を取り消した主催者と勝負に勝った方 ※2 EX瀟洒・・・ハンデ設定アリでの主催者との勝負に勝った方 ハンデ表 未クリアー グレイズ×2,2倍 イージー グレイズ×1,3倍 ノーマル グレイズ×1倍 ハード&ルナ グレイズ×0,8倍 ~「参加者一覧表」~ 持ってない=無 イージー未クリア=未 イージークリアー=E ノーマルクリーア=Nハードクリアー=H ルナティッククリアー=Lの表記で記入 . 紅=H 妖=H 永=H 地=H †十六夜咲夜†(挑戦はする、参加はしない) 紅=N 妖=N 永=N 地=N 氷精チルノ 紅=N 妖=N 永=L 地=H Ψ輝夜Ψ 紅=N 妖=N 永=N 地=E 蓬莱さん 紅=E 妖=E 永=N 地=未 ノートン 紅=E 妖=E 永=H 地=E 河城-にとり 紅=E 妖=L 永=N 地=E 藤原.妹紅 紅=未 妖=未 永=未 地=無 鈴蘭嬢 紅=N 妖=N 永=未 地=未 比名那居.天子 紅=N 妖=N 永=L 地=N てゐ 紅=未 妖=未 永=E 地=未 御眞祇 紅=E 妖=E 永=N 地=未 巴真紀奈 紅=E 妖=E 永=N 地=E .宇佐美-蓮子. 紅=E 妖=N 永=N 地=E †.八雲紫.†(記録のみ) お知らせ 参加表明は個人で記入、頼んで記入、とりあえず記入 質問、提案、なにかあればポストマンorギルチャまで . ~永遠亭メイド長 十六夜咲夜~
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終わりの君へ、始まりの君へ コンクリートで舗装された道路にて、死体の側で涙する女性が一人いた。 死体に向けて何か喋っている。唇の動きを見るとゴメンナサイと呟いているようだ。 自分に与えられた支給品、赤いバイクのエンジン音で、こちらに悲しみと緊張に縛られた顔を向けてきた。 彼女を怖がらせないよう、笑顔を浮かべて、 「いよっ、どうした?」 と、できるだけいつもの砕けた様子で聞いてみる。 彼、日高仁志ことヒビキは、同僚の死に動揺しながらも、涙を流す女性を落ち着かせることを優先した。 ラフな格好をした三十代前半の男はバイクから降り、死体に向かい手を合わせる。 殺し合いの場において、死体に対する敬意を持つ彼に対し警戒心が緩む。 何より、彼の雰囲気は風見士郎やサバキと似通っていた。 「私は珠純子と申します。サバキさんはここで初めてあった人でした。最初に起きた残酷な出来事に怯える私を、励ましてくれたのです」 一度口にすると、想いが涙と共に溢れ出る。 サバキは気軽に話しかけ、人々を守るのが自分の役目だと、気負いもなく告げたのだ。 お互いこの島に頼れる仲間がいることを話し、殺し合いに反対する同志を集めようと決意をしたとき、金属をかち合わせた銀の足音が聞こえた。 サバキが警戒するのが分かったが、純子はその姿に安堵のため息を漏らした。 銀の鎧に身を包み、緑の複眼と黒のベルトをもつ姿は、彼女の知る仮面ライダーそのものだからだ。 初めて見る仮面ライダーだが、きっと自分達の力になってくれると信じ、駆け寄る。 そして拒絶。突き飛ばされた自分を庇う為にサバキが銀のライダーに迫る。 彼から鬼の話は聞いていたため、人ならざる者へと変わることには驚きはなかった。 刃のついたギター、音撃弦・閻魔を構え、銀のライダーへと斬りかかる。 二度、三度と武器を振るうが、銀のライダーは最小限の動きで避け、バックステップで距離を置き、手から光線を放つ。 裁鬼はその光線を避けようとして、後ろにいる自分に気づき、その場に留まる。 光線が地面に直撃し、粉塵が舞い上がり彼女の視界を奪う。 爆発による粉塵が収まるころ、自分を庇う大きな背中に、血のように紅い刃が生えていた。 銀のライダーが刃を引き抜こうとすると、紅い刀身を裁鬼がつかんだ。 『この人は……殺させ……ない。人を守る……のが、鬼の……役目だ!』 その言葉を最後に、裁鬼は立ったまま事切れる。 銀のライダーは抵抗の無くなった刃を引き抜くと、踵を返し無言で立ち去った。 死体が倒れ、純子は裁鬼の名を叫びながら側による。 純子は最後まで、裁鬼に守ってもらったのだった。 純子の話が一段落し、ヒビキはサバキに思いを馳せる。 「純子さん、そんなに悲しまないでくれないか?」 涙に濡れた顔を自分に向けられた。 「サバキさんは鬼として、誇りを持てる死に方だったんだ。サバキさんが言ったように俺達鬼は人を守るのが役目。 だから仕事を果たしたサバキさんに涙じゃなくて笑顔を見せてやってくれ」 「もしかして、あなたがサバキさんの言っていた……」 「ヒビキです。よろしく」 人差し指と中指を合わせた、敬礼を崩した独特のポーズをとる。 慰められていることに気づいたのか、顔を拭い笑顔をサバキへ向けてくれた。 その彼女の素直さに好意を持ち、サバキの死体へと顔を向き直す。 (サバキさん、後のことは俺に任せて今は休んでいてください。全て俺が終わらせてみせます) 決意を固め、名簿にはザンキと明日夢、あきらの名前があったことを思い出す。 (これ以上は犠牲を出させるわけにはいかない。引退したとはいえ戦えるザンキさんはともかく、明日夢とあきらは探さないと) 京介がいないのは幸いだったが、この残酷な遊戯に立ち向かえるとは思えない二人が巻き込まれてしまった。 特に明日夢は弟子とはいえ、戦いの手ほどきはしていないし、戦えるほど鍛えてもいない。 あきらも元は鬼の修行を積んでいたとはいえ、殺人鬼をやり過ごせるようなことは無理だ。 すぐに向かわなければ、二人ともサバキすらも命を落とす残酷な遊戯の餌食になってしまう。 なら、鬼の自分が出来ることはただ一つ。 (こんな殺し合いも、殺し合いに乗った銀色の魔化魍、もしくは闇に落ちた鬼を止めてやる。それが明日夢……いや、この殺し合いに巻き込まれた人々を守る唯一の手段だ) 戦いを止め、サバキに恥じない鬼の役目を果たす決意をし、穴を掘り始める。 「純子さん、サバキさんを埋葬してやりたいんだ。手伝ってくれるか?」 サバキの守った女性の答えは決まっていたようだ。 音撃弦・閻魔を墓石の代わりにし、悪いとは思いつつサバキのデイバックを純子に持たせる。 彼女を自分のバイクの後ろに乗せ、エンジンをかけ、マフラーより排気音が響き渡らせた。 「ヒビキさん。こんな目立つ真似をして大丈夫なんですか?」 「大丈夫です。なんせ鍛えてますから」 答えになってない答えを返す。しかし、純子の笑顔を見て、自分の答え方が正しかった ことを確認した。自分は彼女の元気を取り戻したかったのだ。 「それじゃお互いの知り合いを探しに出発するか」 純子が頷くのを確認し、アクセルグリップを捻る。ギアを変えながらその場を後にする。 青いライダーを取り逃がし、草加は苛立ちを隠せなかった。 (変身に時間制限だと! 余計な真似をする。本気で殺し合いさせる気があるのか!) あれから再度変身しようとベルトにカイザフォンを差し込んだ。ベルトは何の反応も示さず、蓮の方も似たようなものだった。 「前はこんなことは無かったんだがな。神崎の考えはよく分からん」 「変身できない奴が殺し合いできるようにハンデを与えられたようだな。 このゲームはさっきの少年みたいに変身できない奴も混じっているしな」 (その上真理もいる。他にも変身できない奴がいるのは確実だ) 再度変身できるまでは迂闊な真似は出来ないと判断し、回復に努めた建物へと戻ろうとする。途中、バイクのエンジン音が聞こえてきた。 殺し合いの場において、自らの居場所を宣伝して回るようなものに乗る暢気さに呆れる。 やり過ごそうかと思考をすると、自分の支給品の存在を思い出した。 「君に貸していた支給品、ゼクトマイザーを返してくれないかな?」 「危険すぎないか? 相手が俺達のように変身できないとは限らないぞ。 むしろあんな真似をしているくらいだ。変身出来ると考えた方がいい」 蓮の答えに呆れが混じったため息を吐く。 「そんなこと君に言われなくても分かっている。ただ、殺す以外にもそいつには使い道があるというだけだ」 自らに返ってきたゼクトマイザーに、デイバックに入っていた弾を取り出し、装填する。 「おい、それは……」 蓮の驚愕の声が耳に入る。草加が取り出した弾は、先程戦闘をしていた青いライダーのベルトに納まっていた、クワガタ型メカを小さくしたものだったからだろう。 「こいつの弾はいくつかついてきた。本来なら使い手によって弾が変わるらしいが、どういうわけか六種類の弾が入っているのみだ。 最もカブトムシ型はさっき使い切ってしまったがな」 笑顔を浮かべゼクトマイザーの銃口をバイクへと向ける。 ここまでくると、草加が何を狙っているのか蓮は気がついた。 コンクリートで舗装された道を二、三分も進んだころ、ヒビキは驚異的な視力で自らに 迫る青い影を見つけた。 「危ない!」 純子を抱え、飛び降り、デイバックから黒いカードデッキが宙に飛び出た。 バランスを崩し、バイクが倒れるが、二人がいたはずの位置を、青いクワガタ型のメカがカードデッキを貫きながら通る。 鉄の塊であるカードデッキが二つに割れ、純子の顔が青ざめた。 「ここは俺に任せて離れてくれ」 変身音叉・音角を手に持ち、純子を背中に庇う。 (こいつはディスクアニマルか? 見たことは無いタイプだが、もしそうならこいつを 使っている奴がいるはず) 僅かの間、周囲に視線に張り巡らせると、先程のメカが後ろから二、三機現れ、純子へ迫る。自分の迂闊さに舌打ちをし、変身して庇おうとするが、刹那の時間を使用者に探すことに費やしたことにより、間に合わないと判断する。 そのまま生身で純子を抱え、背中に来るだろう衝撃に備えた。 周囲がコマ送りで進んでいくような錯覚に陥り、死を覚悟する。瞬間、クワガタを貫く黄色い閃光が走り、盛大な爆発が四度起きる。 爆発の熱が背中を焼き、粉塵が落ちてくる。身体には軽いやけどしかないことを確認し、純子を助け起こすと自らに近づく影が現れたことに気づく。 「大丈夫か!?」 自分を案じ、青年が話しかける。後ろにはただ黙する黒いロングコートの青年がいた。 「鍛えてますから」 振り返り、自信に満ちた独特の敬礼と笑顔で答えた。 倒れたバイクを引き起こし、自分達を助けてくれた青年へ顔を向ける。 「助かったよ。えっと……」 「俺は草加雅人。そいつは秋山蓮」 手を差し出し、握手を求められる。 握り返すと、手に程よく筋肉がついているのが分かった。 (中々鍛えているみたいじゃないか) 鍛えており、殺し合いの場で人を助けられる精神を持つ草加を気に入る。 「俺はヒビキ、そこにいるのは純子さん。さっきは助かったよ。草加はこいつらを使った奴を知らないか?」 残骸を指差した瞬間、草加が笑顔を曇らせる。 「俺達はさっきまでそいつを使う奴と戦っていたんだ」 殺人鬼が近くを徘徊しているという事実に緊張を走らせる。 「詳しく教えてくれないか?」 「ああ。俺達はその青いクワガタの機械を大きくしたものをベルトに装着したライダーに襲われたんだ。 抵抗したんだが、相手は不利になったとたん、高校生くらいの男の子を人質にとって、逃げながらその機械を俺達に仕掛けた。 いくつかは迎撃したものの、途中で変身が解けて逃げ回ることしか出来なかった。 もし変身できるならヒビキさんも気をつけたほうがいい。 どうやら色々制限されているみたいだ」 一つも聞き漏らさぬよう集中して聞いていた草加の話で、気になる箇所を見つける。 「その高校生くらいの子って言うのは、目がクリクリした、これぐらいの背丈の少年か?」 腕で背丈を示し、確かめようとする自分に、草加は首を縦に振った。 「くっ! 明日夢っ!」 つい、言葉が荒れてしまう。自分が守ると決意をした相手は、凶悪な殺人鬼に人質にされている。 だが、怪我人である二人と、非戦闘員である純子を放っておくわけにはいかない。今にも飛び出したい衝動を抑え、自らを落ち着かせる。 まずは三人の安全の確保からだ。そう思考した時だった。 「ヒビキさん、今すぐその明日夢くんを助けに行ってください」 自分の様子に気づき、純子が提案をしたのは。 「そういうわけにはいかないって」 「いや、ヒビキさんが向かった方が良い。早くしないとあの少年が危ない」 振り返り、草加の真剣な目を見つめる。 「俺達はしばらく戦えないから、純子さんと共に隠れている。準備が整ったらすぐ向かうから、少年を助けに行ってくれ」 「草加さんの言う通りです。明日夢くんは今不安でいっぱいのはずです。ヒビキさんが助けに行かなくて誰が助けるんですか?」 「草加、純子さん……」 二人の気遣いが、ヒビキの胸を熱くした。この島には、殺し合いに巻き込まれても心を強く保ち、他人を助けようとする人がいる。その事実が、ヒビキに少し力を与えた。 「分かった。少し行ってくる。草加に蓮、純子さんのこと頼んだ」 自分に対し無言で頷く草加。純子は笑顔で送り出す。 「少年を助けたのならE-4で合流しよう。あそこが禁止エリアになるようなら、D-4かF-4エリアのどれかで会おう」 「ああ、分かった。じゃあ、また会おうぜ」 草加に答え、アクセルグリップを捻る。排気音を響かせ、ギアを変えるためペダルを踏む。 走り出す瞬間、秋山蓮と目が合う。よろしく頼むといわんばかりに崩れた敬礼のポーズをとると、少し驚いた顔を見せた。一瞬戸惑いを見せた後、自分に頷き返した。 (こいつも悪い奴じゃないな) 最後の確認を終え、バイクを走らせる。脳裏に浮かぶのは、殺人鬼に怯え、自分に助けを求める少年の姿。 いや、京介につられ、たくましく成長した明日夢なら、殺人鬼を説得しているかもしれない。 今、自分がしてやれることは一刻も早く少年を助けることだ。 ヒビキは草加の言った喫茶店へとバイクを走らせた。 ヒビキと名乗った男が角を曲がったとき、純子と談笑する草加を見つめ、溜息を吐く。 (その女も連れて行ってもらえばよかっただろうに。なぜ引き受けたんだ?) 蓮は草加の強者を潰し合わせるという計画には賛成だ。戦闘以外にもゼクトマイザーを効果的に使っているといっていい。 だが、純子のような女性を守るなど、聞いてはいない。 (まさかヒビキをさらに利用しようというのか? それはリスクが高すぎないか?) 一通り談笑が終わり次第、草加を問い詰めよう思った。 少し内容が聞こえ、戦いを止める決意を語る彼女にライダーバトルを止めようとした馬鹿を思い出す。 感傷に浸っている間に会話が一段落ついたらしく、草加がこちらに歩いてくる。 蓮の数歩前に来たとき、何か用を思い出したらしく純子に振り向く。 「そういえば純子さん。一つ忘れていた」 笑顔で振り向き、何かを投げる。受け取ろうとする純子の顔が強張る。 草加の投げたそれは、青いクワガタ、ゼクトマイザーの弾の一種、そして爆弾。 それが純子の額と一直線になった瞬間、草加の右手が煌き純子の額に黒い穴を作る。 純子の手に力が抜け、重力に負けゆっくりと垂れ下がる。 綺麗な黒髪は一本一本纏わりを無くし、瞳孔が徐々に開く。 肌の赤みがスッと消えていき、膝が崩れ落ち上体が倒れる。 三十度ほどの傾きを見せたとき、爆発が起き粉塵が舞い上がる。 爆発に吹き飛ばされ、数秒ほど意識を失う。バイクのエンジン音に覚醒し、ヒビキが戻ってきたのを確認した。 「何が起きた!」 焦りの混じった声が、瓦礫の飛び散る住宅街に響く。 「もう一機隠れていたんだ……」 うめくような草加の声が聞こえてくる。奴も吹き飛ばされたらしいが、計算済みだろう。 「そいつが俺を狙ってきて、迎撃しようとして弾を外した俺を、純子さんが突き飛ばして庇ったんだ」 草加が拳を地面に叩きつけ、涙を流す。 「変身さえ出来れば、純子さんが死ぬことは無かったのに! 俺は無力だ……」 演技の為に涙を流す草加に呆れながら、ヒビキの様子を伺う。 蓮の目には、静かな怒りに燃える鬼が映っていた。 「気にするな、草加。悪いのはこんなのを仕掛けた奴だ」 草加の肩をポンと叩いた後、バイクの側でアクセルグリップを力強く握る。 「俺がその怒りを引き受ける。だからお前達は隠れていてくれ」 ヒビキの心に呼応するように、排気音が一段と高く吼える。 バイクを走らせ、怒りに燃える鬼の背中を見送った。 再びヒビキが消え、草加は身を起こし、何事も無かったかのように吹き飛ばされていた純子の荷物を取ろうとする。その草加の胸倉をつかむ。 「お前! どういうつもりだ!」 「それはこっちの台詞だ」 あっさりと腕を捻り倒され、侮蔑の視線を向けられる。 「君は本当分かっているのかな? 殺せるときに殺す。それが鉄則だろう?」 「だが、相手は……」 「女子供も殺す。それくらい出来ないとは言わないよな。まさか」 言葉を無くし、押し黙る。かつて浅倉について行こうとし、あまりの人間離れした思考から別れたが、草加はまだ話が通じるだけマシだと思い直す。 「そうだな」 力なく呟く。自分は恵理のために人を殺すと決めたはずなのに迷いがある。 割り切るしかないと思い、先に進む草加の後をついて行く。 蓮の動揺ぶりに苛立ちを覚える。 (もう少し使えると思ったんだがな。そろそろ切り捨て時か。どいつと戦って死んでもらおうか) 理想は北崎なんだがなと思い、純子の荷物を手にする。 (そういえば純子の知り合いに風見志郎という奴がいると言っていたな。そいつにこいつの死の原因を教えてやるか) もちろん、あの青いライダーかヒビキの所為してである。 目的はゲームを煽り、死人を増やす。自分の手を下す必要があるならそうするが、基本は他人同士を戦わせ漁夫の利を狙ったほうが効率的だ。 そうやって真理の安全地帯を増やし、いずれ彼女と再会する。 ここにくる前なら、真理の安全を守るためなら、とりあえずオルフェノクを殺すだけでよかった。 だが、殺し合いを強制されたこの場では、誰が真理を殺すか油断は出来ない。 力が無いからといって安心して、彼女が死んでは意味が無い。 ゆえに草加は、人数を減らすことを最大の目的としたのだ。 (さて、次の獲物を探しに行くか) 海岸の方へと歩みを進める。草加雅人の足取りに迷いは無かった。 ヒビキは悪意の情報に踊らされ、歪められた戦いを始める。 サバキは人を守る使命を果たすため、人生の終わりを迎えた。 秋山蓮は冷酷な草加の行動に再度迷い始める。 草加雅人は秋山蓮との関係を終えたいと考えた。 そして鬼が守り、心を強く保とうとした珠純子の死が残すのは、歪められた戦いの始まりか、騎士の殺人の決意の終わりか。 始まりと終わりが交差を繰り返し、物語はまだまだ続きを見せていた。 【珠純子 死亡】 残り44人 【日高仁志@仮面ライダー響鬼】 【1日目 現時刻 朝】 【現在地:市街地E-7】 [時間軸] 四十一乃巻。明日夢と桐矢を弟子にした後。 [状態] 軽いやけど。青いライダーに怒り。 [装備] 音撃鼓、音撃棒、変身音叉・音角、HONDA XR250 [道具] 配給品一式 [思考・状況] 1:人質にとられている少年を助ける。青いライダーを許す気は無い。 2:裁鬼の仇をとる。 3:ゲームをから脱出する。 4:少年を助け次第草加たちと合流。 [備考] シャドームーンを魔化魍、もしくは闇に堕ちた鬼だと思っています。 草加達を信頼しています。 HONDA XR250は制限により、アギトの力、及びジョーカーの力で変化することが出来ません。 燃料が本来の半分しか入らないようになっています。 【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】 【1日目 現時刻 朝】 【現在地:市街地F-7】 [時間軸] 34話龍騎サバイブ戦闘前後 [状態] 全身に小程度の負傷。あと一時間は変身できません。 [装備] カードデッキ(ナイト) [道具] 配給品一式 [思考・状況] 1:草加の行動に疑問。しかし納得はしている。 2:ゲームに乗り、最後の一人になる。 3:残り5人になるまで草加雅人と組む。 4:隙あれば草加雅人を殺す。 5:なるべく城戸には会いたくない。 【草加雅人@仮面ライダー555】 【1日目 現時刻 朝】 【現在地:市街地F-7】 [時間軸] ファイズ終盤 [状態] 全身に小程度の負傷。あと一時間は変身できません。 [装備] カイザドライバー(カイザブレイガンのみ付属) 、ゼクトマイザー。 [道具] ファイズアクセル、未確認(佐伯)、三人分のデイバック(佐伯、純子、草加) マイザーボマー(ザビー、ドレイク、サソード、ガタック(小消費)、ホッパー)。 [思考・状況] 1:風見士郎に虚偽の情報を吹き込む。 2:ゲームに乗り人数を減らす。 3:真理の安全の確保。 4:北崎を殺す。 5:オルフェノクの皆殺し。 6:秋山蓮を捨て駒と認識。 [備考] 珠純子の死をヒビキか青いライダー(加賀美)に擦りつけようと考えています。 ゼクトマイザーは制限により弾数に限りがあります。
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古事記 +... 原文 現代語訳 備考 天照大御神之命以「豐葦原之千秋長五百秋之水穗國者、我御子正勝吾勝勝速日天忍穗耳命之所知國。」言因賜而天降也。 アマテラスオオミカミが「葦原水穗国は、我が御子のマサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコトが治めるべき国である。」と仰せられて、天からお降しになりました。 於是、天忍穗耳命、於天浮橋多多志此三字以音而詔之「豐葦原之千秋長五百秋之水穗國者、伊多久佐夜藝弖此七字以音有那理此二字以音、下效此。」告而、更還上、請于天照大神。 そこでオシホミミノミコトが天浮橋から御覽になり、戻ってアマテラスオオミカミに「葦原水穗国はひどく乱れている。」と申されました。 爾高御產巢日神・天照大御神之命以、於天安河之河原、神集八百萬神集而、思金神令思而詔 そこでタカミムスビノカミとアマテラスオオミカミの御命令で、天安河の河原に多くの神が集まったところで、オモヒガネノカミが、 「此葦原中國者、我御子之所知國、言依所賜之國也。故、以爲於此國道速振荒振國神等之多在。是使何神而、將言趣。」 「この葦原中国は私の御子の治むべき国である。しかしこの国には、暴威を振るう乱暴な土着の神が多くあるが、どの神を遣かわしてこれを平定すべきであろうか。」と問われました。 爾思金神及八百萬神、議白之「天菩比神、是可遣。」 協議の結果、「アメノホヒノカミを遣るのがよろしかろう。」となりました。 故、遣天菩比神者、乃媚附大國主神、至于三年、不復奏。 そこでアメノホヒノカミを遣わしましたが、この神はオオクニヌシノミコトに媚びへつらい、三年経っても報告がありませんでした。 神魂神社 是以、高御產巢日神・天照大御神、亦問諸神等「所遣葦原中國之天菩比神、久不復奏。亦使何神之吉。」 そこで、タカミムスビノカミとアマテラスオオミカミがまた多くの神たちに「葦原中国に遣わしたアメノホヒノカミからの報告がない。次はどの神を遣わすべきか。」と尋ねました。 爾思金神答白「可遣天津國玉神之子、天若日子。」故爾、以天之麻迦古弓自麻下三字以音・天之波波此二字以音矢、賜天若日子而遣。 そこでオモヒガネノカミが「アマツクニダマノカミの子のアメワカヒコを遣わせましょう。」と答えました。 於是、天若日子、降到其國、卽娶大國主神之女、下照比賣、亦慮獲其國、至于八年、不復奏。 そこで立派な弓矢をアメワカヒコに持たせて遣わしました。しかし、アメワカヒコはオオクニヌシノミコトの娘のシタテルヒメを妻とし、またその国を獲ようと思い、八年経っても報告しませんでした。 故爾、天照大御神・高御產巢日神、亦問諸神等「天若日子、久不復奏。又遣曷神以問天若日子之淹留所由。」 再度、アマテラスオオミカミとタカミムスビノカミは多くの神たちに「アメワカヒコからの報告がないが、どの神を遣してアメワカヒコの事情を聴いてこさせようか。」とお尋ねになりました。 於是諸神及思金神、答白「可遣雉名鳴女」時、詔之 オモヒガネノカミ達は「ナキメという名の雉を遣わせましょう。」と答え、ナキメに 「汝、行問天若日子狀者、汝所以使葦原中國者、言趣和其國之荒振神等之者也、何至于八年不復奏。」 「アメワカヒコの所に行って、『乱暴な神たちを平定するために、あなたを葦原中国に遣したのに、何故、八年経っても報告がないのか。』と問え。」と仰せられました。 故爾鳴女、自天降到、居天若日子之門湯津楓上而、言委曲如天神之詔命。 天を飛び立ったナキメが、アメワカヒコの家の門にある貴い桂の木の上に留まり、言われた通りに尋ねられました。 壹宮神社 爾天佐具賣此三字以音聞此鳥言而、語天若日子言「此鳥者、其鳴音甚惡。故、可射殺。」云進、卽天若日子、持天神所賜天之波士弓・天之加久矢、射殺其雉。 これを聞いたアマノサグメという女が、アメワカヒコに「この鳥は鳴き声がよくないので、射殺してください。」と勧めましたから、アメワカヒコは天の神の下さった弓矢でその雉を射殺しました。 爾其矢、自雉胸通而、逆射上、逮坐天安河之河原、天照大御神・高木神之御所。是高木神者、高御產巢日神之別名。 ところがその矢が雉の胸を貫通し、そのまま天安河の河原においでになるアマテラスオオミカミとタカギノカミの御許に到りました。このタカギノカミというのはタカミムスビノカミの別の名です。 故、高木神、取其矢見者、血著其矢羽。於是、高木神告之「此矢者、所賜天若日子之矢。」卽示諸神等、 そのタカギノカミが御覧になると、矢の羽に血がついていました。そこでタカギノカミが「この矢はアメワカヒコに与えた矢である。」と言いながら多くの神たちに見せ、 詔者「或天若日子、不誤命、爲射惡神之矢之至者、不中天若日子。或有邪心者、天若日子、於此矢麻賀禮此三字以音。」云而、取其矢、自其矢穴衝返下者、中天若日子寢朝床之高胸坂以死。此還矢之本也。 「もしアメワカヒコが乱暴な神を射た矢が来たのなら、アメワカヒコには当たらない。もし不屆きな心があるならアメワカヒコはこの矢で死んでしまえ。」と言いながらその矢を放つと、寝ていたアメワカヒコの胸に当たって死にました。 亦其雉不還、故於今諺曰「雉之頓使」是也。 結局、雉は帰ってこれなかったので、今でも諺に「きざしのひたづかい」というのです。 故、天若日子之妻・下照比賣之哭聲、與風響到天。 アメワカヒコの妻、シタテルヒメのお泣きになる声が、風のまにまに響いて天にも聞こえました。 於是在天、天若日子之父・天津國玉神、及其妻子聞而、降來哭悲、乃於其處作喪屋而、 そこで天にいたアメワカヒコの父のアマツクニダマノカミ、またアメワカヒコの妻子たちが聞いて、下りて来て泣き悲しみ、喪屋を建てました。 河雁爲岐佐理持自岐下三字以音、鷺爲掃持、翠鳥爲御食人、雀爲碓女、雉爲哭女、如此行定而、日八日夜八夜遊也。 そこで、雁に死者の食物を持たせ、鷺に箒を持たせ、カワセミを御料理人とし、スズメに臼を搗かせ、雉を泣女として、八日八夜の間、葬儀をしました。 此時、阿遲志貴高日子根神自阿下四字以音到而、弔天若日子之喪時、自天降到天若日子之父、亦其妻、皆哭云 この時弔問に来たアヂシキタカヒコネノカミを見て、アメワカヒコの父や妻が皆泣きながら、 「我子者不死有祁理。此二字以音、下效此。」「我君者不死坐祁理。」云、取懸手足而哭悲也。 「私の子は死ななかった。」「わたしの夫は死ななかったのだ。」と言って手足に取りすがって泣き悲しみました。 其過所以者、此二柱神之容姿、甚能相似、故是以過也。於是阿遲志貴高日子根神、大怒曰 皆、この御二方の神のお姿が非常によく似ていたために間違えたのでした。これにアヂシキタカヒコネノカミが非常に怒り、 「我者愛友故弔來耳。何吾比穢死人。」云而、拔所御佩之十掬劒、切伏其喪屋、以足蹶離遣。 「わたしは親友だから弔問に来たのに、死人扱いするなど汚らわしい。」と言って、十掬剣を抜いて喪屋を切り伏せ、足で蹴飛とばしてしまいました。 此者在美濃國藍見河之河上、喪山之者也。其持所切大刀名、謂大量、亦名謂神度劒。度字以音。 それは美濃国の藍見川の川上の喪山という山になりました。その持っていた大刀の名はオホバカリといい、またカンドノツルギともいいます。 喪山古墳喪山天神社 故、阿治志貴高日子根神者、忿而飛去之時、其伊呂妹高比賣命、思顯其御名、故歌曰、 そこでアヂシキタカヒコネノカミが怒って飛び去った時に、その妹のシタテルヒメが兄君のお名前を著そうと思い、 阿米那流夜 淤登多那婆多能 宇那賀世流 多麻能美須麻流 美須麻流邇 阿那陀麻波夜 美多邇 布多和多良須 阿治志貴多迦 比古泥能迦微曾也 天なるや 弟棚機の 項がせる 玉の御統 御統に 穴玉はや み谷 二渡らす 阿遅志貴高日子根神ぞ 此歌者、夷振也。 と歌を詠まれました。この歌は夷振です。 ゆかりの寺社(御朱印視点) 引続き調査中ですので、掲載もれがあるかも知れません。 【おススメ度 ☆★★★★】御朱印が頂けるか不明です。 都道府県 寺社名 所在地 備考 岐阜県 喪山天神社 美濃市大矢田1261 天若日子 島根県 神魂神社 松江市大庭町563 天穂日命 鳥取県 壹宮神社 西伯郡大山町上萬 上万1124 天若日子 【おススメ度 圏外】寺社以外の関連施設です。 都道府県 寺社名 所在地 備考 岐阜県 喪山古墳 不破郡垂井町1962-2 天稚彦命 神魂神社 巨大な自然石を積み上げた石段といい、古代出雲の神々の里らしいおごそかな落ち着いたたたずまいがあります。縁結、授児、安産、商工繁栄などのご利益があるといわれています。日本の創世神である、伊弉冊大神(いざなみのおおかみ)を主祭神とし、伊弉諾大神(いざなきのおおかみ)を合祀しています。本殿は現存する大社造の社殿のうち最も古いといわれ、国宝に指定されています。社殿は一見白木造りのようですが、元々は彩色されていたといわれ、本殿内陣には極彩色の壁画があります。出雲国造家とゆかりが深く、その昔出雲国造の祖神である天穂日命(あめのほひのみこと)が高天原から天下る際に乗って来られたと伝わる古い鉄窯も祀られています。 島根県観光連盟 喪山古墳 周囲約200m、高さ約40mの瓢形の山で、別名葬送山とも呼ばれます。天稚彦伝説の喪山ともいわれ、円墳か前方後円墳ではないかと推定されています。 垂井町教育委員会 タルイピアセンター 喪山天神社 「喪山神話」について天照大御神は、大国主命の治める葦原中津国(出雲の国)を自分の子どもに治めさせるために、先ず天之忍穂耳命を遣わしましたが、大国主命に媚びて三年たっても戻りませんでした。そのため今度は天若日子に天之麻迦古弓(弓)と天之波波矢(矢)を持たせて遣わしました。しかし天若日子は、大国主命の娘の下照比売と結婚し、八年戻りませんでした。天照大御神は、いつまでも戻らない天若日子の様子を伺う為に雉鳴女を遣わしました。雉鳴女は湯津楓の上で伝言を伝えましたが、天探女が「この鳥の鳴き声は不吉です。すぐに射殺してしまってください。」と天若日子をそそのかしたため、天若日子は、先にもらった弓矢で雉鳴女を射殺してしまい、その矢は天照大御神のところまで飛んでいきました。天照大御神は「天若日子が、この矢を悪い事に使ったなら、この矢に当たって死んでしまえ。」と言って投げ返したところ、天若日子はこの矢に当たり死んでしまいました。天若日子の死を下照比売をはじめ遺族達が「喪屋」を作って嘆き悲しんでいるところへ、天若日子と大変容姿の良く似た友人の、阿遅志貴高日子根神が弔いに訪れました。遺族達は、天若日子が生き返ったと喜んですがりつきましたが、死人と間違われた阿遅志貴高日子根神は大変怒って、十掬剣を抜き「喪屋」を切り伏せ、蹴飛ばしました。そのときの「喪屋」が飛んでいって、この地の「喪山」となったのです。 喪山天神社 現地看板 壹宮神社 安産の神様であるシタテルヒメノミコトは、オオクニヌシノミコトの娘であり、医療、医術の知識も豊富で、よく人を導かれました。シタテルヒメノミコトが夫のアメノワカヒコと暮らした場所とも言われています。 壹宮神社